2007年 10月 25日

十両 福島県相馬郡飯館町左須字虎捕虎捕山(とらとりさん)・   籠石(こもりいし)

                      籠石(虎捕洞) 
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中腹に橘墨虎が籠ったという3畳ほどの籠石(虎捕洞)がある。
番付でこの巨石を十両としたが、籠石の他、拝殿脇巨石、中腹のイワクラ、頂上本殿巨石を見ると、全体の番付評価は当然三役級である.

6号線相馬市若しくは4号線福島市から115号線に入り、中間点の霊山方面に向かう。
霊山まで約40km前後、霊山登山口の真向かいに、虎捕山と山津見神社の看板が立っている。
そこから31号線(浪江国見線)で2.3km行き、右折して2km、山麓の山津見神社に着く。
706mの低山で古代人は日常的に住んだ山ではなかったろうか!ランドマークだったかもしれない?f0125073_9341792.jpg
山の謂れは「村落を暴れていた橘墨虎という凶族を、源頼義公が夢の中の山の神のお告げで、白狼の足跡を追うべし!と、岩穴・籠石(虎捕洞)にて刺し殺した。山の神の威徳を感じ、山名を虎捕山とし、山頂に祠を立て虎捕山神とした!」と、ある。
虎とは凶族の事、眷族は狛犬でもキツネでもなく、当然白狼である。
眷属の白狼は素早く奇験を表すので「高神」「荒神」として恐れられているのだそうだ。
拝殿の脇にも巨石!中腹には夥しいイワクラが点在している。

                        眷属は白狼 (拝殿前に鎮座)
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                        拝殿脇の巨石
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                        中腹のイワクラ
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頂上付近の的場には、穿かれた60cm×55cmほどの穴があるが、此処で生活していた古代人が雨水を溜め一時的な飲み水場にしたのではないか!桑折の弁慶硯石を髣髴させる。勿論、中腹に滾々と沸き出ずる手水舎もある。
頂上へは数度、鎖で登るがそれ程長くもなく苦痛でもない。
山津見神社本殿は巨石に囲まれている。本殿後ろに回ると石の祠がある。

的場:穿かれた穴60cm×55cm!f0125073_955305.jpg
           頂上山津見神社本殿背後の巨石!
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                         本殿を守り抱く様な巨石!
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山の神は国土を守る神で、国土のシンボルである。
山津見神社は、大山津見神(大山祇神)がご祭神で、産業、交通安全、海幸、良縁、安産、酒、狩猟の神だそうだ。霊験は盛りだくさんだ。
山頂から見える景色には癒される。全山巨岩で出来た霊山も見える。
蛇足だが、刺し殺した所から、刺すは飯館町左須!ここの地名になったと言う。
私は、こう言う地名などは、現実にあった現象等が伝説や民話になって伝承されたと思っているので、墨虎の捕り物も何かこれに似た事があり、投影されたと思っている。
地名と言えば、平成19年5月に松島で開催された「全国地名研究者大会」を覗き、書などを拝見し眼から鱗であった事を思い出す。
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by yo-hamada | 2007-10-25 09:30


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