国道4号線槻木から52号線に入り、柴田小を右手に、左手に衛生センターを見たら十字路(地名は坂の下)を右折し1kmほど進むと葉坂部落の十字路に出る。その右手に赤い鳥居の『拆石神社』が見えるがこの本殿の裏にこの巨石がある。
神社由緒には、「・・・巨石を裂きて、これを中分し石中にやどる。石形並立して屏風のようであった。かく石巌を拆いて入り賜ひしを以て郷人これより破山明神と言った・・・」とある。名の通り、石を裂いた拆石(さくいし・さけいし)神社と言い、かつては破山神社と言い、神仏混淆の匂いのする神社である。
番付には入れないが、巨石信仰(神宿る巨石)対象のこうした巨石・巨岩は至る所にある。
神社本殿裏側の巨石群は上にあるがあたかも巨石(巌)を裂いて神社を作ったかのように見える所からその名がつけられたに相違ない!
これから少し車を走らせれば宮城県指定の『富沢魔崖仏群』史跡がある。