上山市中山に奥羽本線と国道13号線に囲まれた所に巨大な石がある。車で走っていても否が応でも目に入る。古来よりの名勝となっている掛入石(かけいり石)である。


掛入石は置賜と村山の領域を示していて藩の賓客の送迎はこの石の前で行っていたと言う。
下部は窟となって数十人も入る事が出来たと言われ、関ヶ原合戦での豊臣方の上杉勢がこの岩窟に潜み、追撃する徳川方の最上勢を撃退したと言う古戦場でもあるので、隠れ石とも言われる。

掛入石の上に地元の方々が乗って記念撮影をされてる。掛入石は明治29年に奥羽本線敷設工事の際支障があるとダイナマイトで割削されたが、その時の記念なのであろうか、それにしても大の大人男性女性(?)問わず、こうして石の上に登って記念撮影とはよほど石に対する愛着、敬愛、崇敬、信仰?の念があるのだろう!なければこうはいかない。流石古来よりの巨石!
写真は昭和49年に寄進されたもの、と掲示看板に記されている。